ホッケーとアイスホッケーの違い

ホッケー

ホッケーと聞くと氷のリンクの上で行われるアイスホッケーを思い浮かべる人が多いかもしれません。
ホッケーには芝で行われるホッケーと氷上で行われるアイスホッケーの2種類があります。

ホッケーの成り立ち

ホッケーは紀元前2500年ごろのエジプトが起源とされ、今の形になったのは19世紀の半ばにイギリスで始まったそうです。
クリケットの選手が試合のできない冬に始めたのが発祥とされ、日本には1906年に伝わりました。
一方、アイスホッケーの起源は明確ではありませんが、1877年にカナダの大学生がホッケーとラグビーを組み合わせたものが始まりとされています。
氷上の格闘技と呼ばれるほど、接触プレイの多いスポーツで、ぶ厚い防具を装備しながら戦います。
両者の大きな違いは芝か氷上かの違いです。

ホッケーとは

ホッケーはフィールドホッケーとも呼ばれ、主に人工芝のコートで棒状のスティックとくぼみのあるボールを使用。1チーム11人の2チームで得点を競います。
フィールドはサッカーコートより一回り小さく、ゴール前にサークルと呼ばれるゾーンがあり、その中でシュートされたボールがゴールに入れば得点となります。
得点が入りやすくパススピードも速いため、スピーディーな展開が魅力です。

アイスホッケーとは

アイスホッケーはホッケーと異なり、ボールではなくパックを使います。スティックだけではなく、体に当たってもパックが入ればゴールです。
手で投げたり、足でけったりした場合はゴールとして認められません。また、ゴールの前面にある青色で塗りつぶされたゴール・クリーズ内でシュートした場合はゴールになりません。
6対6の形式で選手交代は自由です。氷上でプレイするのは大変体力がいることなので、1分以内で交代します。

アイスホッケーだけに許されたファイティング

アイスホッケーにはファイティングといわれる素手での殴り合いがルールとしてあります。1対1で行われ、2人以上の乱闘になると重いペナルティが課せられます。また、スティックを武器として使ってはいけません。
どちらかが倒れこむか、お互いが疲れた場合審判が止めに入ったら終了です。その後、ファイティングを行った選手はペナルティとして5分の退場になります。
相手に大けがを負わせた場合や何度もファイティングに参加すると出場停止処分や罰金などの処罰を受けることになります。
ファイティングは試合での戦略として用いられていて、チームを鼓舞するためや試合の流れを変えるために、意図的にファイティングを挑むそうです。

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