直感的に楽しめる陸上観戦

陸上競技の魅力と見どころ

陸上競技観戦の魅力は何と言っても、ルールの把握に時間がかからないところです。
サッカーやラグビーなどの球技は、大まかなルールを把握するのにも時間がかかりますし、さらに細かい決まりが分からないと、初見ではなかなか十分に楽しむことができません。
ファン歴の長い人との間に溝が出来てしまうことも多々あります。
しかし陸上は、先にゴールラインを割った人の勝ち、高く・遠く跳んだ人の勝ち、遠くまで投げ飛ばした人の勝ち、というように非常にシンプルなので、初見でもコアなファンと一緒に楽しむことができるのです。

シンプルとはいえ、奥深さがあることも陸上の魅力です。
例えば駅伝などは、ただがむしゃらに走るだけでなく、選手同士の駆け引きや、個人でのペース配分、チーム全体の戦略などが勝敗に大きく影響します。
スター選手をそろえた大学が必ず勝つわけではないのは、このためなのです。

短距離でも、選手によってプレイスタイルは様々です。
そのような細かいことを知れば、より楽しめるのは、陸上の大きな魅力でしょう。

陸上競技の強豪国

陸上競技には合計で47種目あり、それぞれの種目によって強豪国は異なりますが、総合力でトップは現在アメリカです。
特に短距離や跳躍などの瞬発力が重要になる種目では、ほとんどトップを独占しています。
短距離のみでは、アメリカとジャマイカがトップ争いをしている印象です。

長距離が強い国は、ケニアとエチオピアです。
ケニアとエチオピアはどちらも標高が高い地域が多く、日常生活で心肺機能が鍛えられているのです。
さらにどちらの国も涼しく、1年を通して気候が安定しているので、練習がしやすいという特徴があります。

ハンマー投げ、やり投げなどの投てき競技はヨーロッパ勢が強いです。
ヨーロッパ諸国の人々は遺伝的に骨格が大きい人が多く、投てきに適しているのです。
また、多くの投てき競技の発祥の地でもあるため、コーチングの技術が優れているということも理由でしょう。

陸上で注目するべき日本人選手

サニブラウン・ハキーム選手は、2019年までの100m走の日本記録保持者でした。
2022年には、世界陸上で日本人初となる男子100mの決勝進出を果たしました。
2023年現在、まだ23歳であり、今後の活躍にもまだまだ注目したいところです。

三浦龍司選手は、2023年現在20歳と若手の長距離選手です。
2020年の世界陸上と2021年の東京オリンピックにも出場しており、今後の活躍が期待できる選手です。

田中希実選手は、サニブラウン選手と同じ1999年生まれの長距離選手です。
女子3000m、1500m、1000mの日本記録保持者でもあり、今後の世界陸上やオリンピックでもメダルが期待されています。

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