見る人の価値観を変えてくれるブラインドサッカー

ブラインドサッカーの魅力・見どころ

ブラインドサッカーとは、視覚に障がいがある人でもプレーができる新しい形のサッカーです。
フットサルをもとに考案されたスポーツであり、ゴールキーパーに1人、そしてフィールドプレーヤーの4人の計5人でチームを組んで試合に臨みます。
このブラインドサッカーでは転がすと音が出るボールを使用することで、視覚に障がいがある人でも聴覚を頼りにボールを追うことができるのです。

通常のサッカーは視覚がほとんどの情報源となって動いていくゲームですが、それが聴覚に変わることで、選手たちはより自分自身で状況を判断して行動する必要があり、相手やチームの動きに気を配りながら勝つための行動をとっていく、ある意味では通常のサッカーよりも駆け引きが楽しくなるスポーツです。
音を頼りにボールを追いかけて、相手のシュートした音を聞き分けてキーパーはゴールを守る、白熱の試合展開は通常のサッカーにも引けを取りません。

1980年初頭、ヨーロッパや南米を中心に広く親しまれてきたブラインドサッカーは、国内では2001年より普及が始まりました。
それから国内ではさまざまな大会が盛んに開かれて、多くのクラブチームも誕生しています。

視覚に障がいのある人ができるスポーツではありますが、最近では目の視える人々もアイマスクを付けてブラインドサッカーを楽しむケースが増えてきました。
サッカーにはない楽しさと駆け引きの奥深さが、プレイヤー、観戦者の両方を惹きつけるゲームなのです。
障がいのある人と健常者が同じ舞台に立って平等に楽しめるゲームだからこそ、お互いが手を取り合って支えていく大切さをより強く味わえるものになっています。

ブラインドサッカーのイベント情報

ブラインドサッカーは国内だけで見ても、さまざまな場所でイベントが開催されています。
たとえば、国内のブラインドサッカー統括の法人である日本ブラインドサッカー協会主催のもと、各クラブチームのリーグ戦や日本代表に練習試合に合宿など通常のサッカーと変わらないようなスケジュールで日々イベントが開催されています。
クラブチームは、北日本・東日本・中日本・西日本とリーグ分けされており、どのチームもメンバー同士のチームワークを磨いて白熱する試合を見せてくれるのが魅力です。

また、ブラインドサッカーはブラインドフットボールという名称でパラリンピックの正式種目にもなっており、パリ2024パラリンピックでも開催予定となっています。
大きな試合や大会だけではなく、未来ある子供たちにブラインドサッカーの楽しさを教えるサッカー教室も定期的に開催されており、障がいのある人と健常者が手を取り合う大切さを教えています。

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