サッカーとは違うフットサル

サッカーとは違うルールで試合展開が目まぐるしく変わる

フットサルとはサッカーのような競技ですが、ルールがところどころ違っています。
人数はフィールドプレーヤー4人、ゴールキーパー1人の計5人で行われます。
人数が少ないためフィールドもサッカーと比べて小さく、サッカーコートの半分以下のサイズです。
試合時間は20分×2回、ハーフタイムは15分となっています。

フットサル特有のルールとして挙げられるのが、4秒ルールです。
キックオフ、キックイン、コーナーキックなど、ボールをセットしてから4秒以内に蹴らなければいけないというルールで、4秒を超えた場合は相手チームのボールになってしまい、試合展開がガラッと変わることがあります。
サッカーであれば、ボールをセットして自分のタイミングで蹴るのが普通ですが、スピーディーな展開を保つためのフットサルでは必ず覚えるべきルールです。

また、選手の交代も独自のルールで、サッカーであれば一度試合に出た選手が交代した後、再度試合に出ることはできませんが、フットサルでは自由に何回でも入れるというルールです。
審判に許可をもらう必要はなく、決められた交代ゾーンからいつでも自由に選手の交代ができます。

選手交代が自由なルールを活かした奇襲も戦略

選手の交代が自由なルールを活かし、選手は全力でプレーをして交代でベンチで休み、体力が回復したら再度出場するというサッカーにはない試合展開を見せることができます。
一試合の体力配分をあまり気にしなくて良いので、試合中は目一杯動き、チームで選手を循環させて試合運びをスピーディーにします。

交代に審判の許可が必要ないので、交代ゾーンの側で攻撃のチャンスがきたらすぐに選手を交代し、一気に攻め込むという戦術を行うことも可能です。
交代ゾーンの側でサインを出し、すぐに交代ができるようにするなど、変わった作戦を組むことができることがフットサルの見どころです。

フットサルのオリンピックの歴史はこれから

フットサルは世界各国でオリンピック競技になることを待ち望んでいる競技です。
2018年にブエノスアイレスで開かれたユースオリンピックにフットサルが正式な競技となりました。
ユースなので14歳から18歳までの選手が対象でしたが、フットサルの選手にとっては大きな前進です。

フットサルは競技人口も多く、特にフットボール大国のブラジルではリオオリンピックの開催の際、フットサルのオリンピック正式種目化を訴えていました。
その夢が叶わなかった時は、フットサルはオリンピック競技にはなれないのかと落胆の声が上がっていました。

ユースオリンピックとはいえ、オリンピックという大舞台に上がれたことを世界中が歓喜し、これからの発展に期待しています。
世界中のフットサル選手が待ち望む瞬間はこれから始まるのです。

フットサルを支える日本人選手達

日本にはフットサルのリーグ「Fリーグ」があり、18チームが所属し、サッカーのJリーグのように精力的に活動しています。
女子もユースオリンピックにU-18日本女子代表として、木暮賢一郎監督率いる木暮ジャパンが始動しています。

日本にもフットサルを愛し、活動的な選手がたくさんいるので今後の活躍に注目したいところです。

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