泥だらけで走る自転車競技シクロクロス

シクロクロスの魅力・見どころ

ロードレースやBMXなど、自転車を使った競技は数多くありますが、中でも一風変わったレースがシクロクロスです。
シクロクロスは自転車版の障害物競走、いわゆるクロスカントリーのようなもので、障害物が置かれたルートや泥まみれのルートなどを自転車で、あるいは自転車をかついで進んでいく競技です。
必ずしも自転車に乗って進む必要はなく、状況に応じて降りるのもよいという、とにかく速くゴールした人が勝利という分かりやすいレースです。
その難しさからコースとして採用される場所も幅広く、海岸沿いの砂だらけのコースや雨上がりで地面がぬかるんだコースなど、自然の中で戦い抜く姿が野生味にも溢れており見る人はとても楽しめます。

元々シクロクロスはロードレース選手が冬場に行うオフトレーニングの一環として競技になり、2015年頃から国内でも広く普及しました。
競技のルールは簡単で、1周数キロのコースを決められた回数周る速さを競います。
一般的なレースと比べて競技時間は短く、長くて1時間ほどの競技になります。
自転車をかついだり階段を登ったりと激しい動き回るコースでは、個人競技の中でも特に体力を消耗するものになっています。

しかし、ロードレースと違って、何十人も大きな集団の中で走ることはありません。
それよりも少ない人数で、かつ障害物のある地形のためものすごいスピードを出せるというわけでもないため、一般的な自転車レースに比べると参加しやすい傾向にあります。
また、応援する側もレースは周回制となっているため、場所を大きく移動せずに楽しめるのが特徴です。

参加する場合も競技上安全に整備された自転車であれば種類を選ばず、クロスバイク等での参加も可能です。
参加も応援もハードルが低く、かつレースが始まるととても白熱できるのがシクロクロスの魅力です。

シクロクロスのイベント情報

シクロクロスのイベントは、日本シクロクロス競技主催者協会をはじめ各地域のシクロクロス協会等が定期的にレースを開催しています。
たとえば東京では、夜景の綺麗な観光スポットとしても知られるお台場海浜公園を舞台にシクロクロスが開催されます。
レースは初心者はもちろん、子供や女性でも気軽に楽しめるものから上級者のみが集う本格的なものまでさまざまに分けられているため、参加を検討している方は自身の実力に見合うレースからまずはエントリーしてみましょう。

また、シクロクロスは応援に行くだけでもかなり楽しめます。
会場の多くには周辺に出店が並ぶため、食べ物や飲み物をそこで購入して、レースを観戦しながらの飲食が楽しめます。
迫力がありつつも気楽にレースを応援できるのがシクロクロスの醍醐味です。

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