フェンシングのみどころとルール

フェンシング

ヨーロッパで1対1の決闘から始まったフェンシング。ものすごいスピードで攻防されるので一目見ただけではわかりづらいかもしれません。
頭脳的なかけひきや化学的なテクニック、騎士道精神など魅力的な競技です。
第1回オリンピックからずっと実施されている伝統競技の一つで、日本も近年、好成績を収めています。

フェンシングのみどころ

フェンシングにはフルーレ、エペ、サーブルの3種目があります。

フルーレ

フェンシングの1番基本となる突きだけを用いた種目です。優先権を尊重する種目とされており、先に腕を伸ばして剣先を相手に向けることで優先権が発生します。
相手がこの剣を払ったり、叩いたりして剣先をそらせるか、逃げることで優先権がなくなり、相手側に優先権が移ります。この攻防が見どころとなっています。
有効面は胴体のみです。

エペ

全身が有効面のエペは先に突いたほうのポイントとなります。もしも、両者同じタイミングで突いた場合、双方のポイントとなるわかりやすい種目です。
前腕を狙ったと思えば、つま先など相手の出方を見ながら臨機応変な戦いが見られます。

サーブル

フルーレとエペが突きだけの競技ですが、サーブルには斬るもあります。フルーレの様に優先権に基づきますが、斬るが加わるのでよりスリリングです。
有効面は相手の腰から上となっています。

フェンシングの判定は電気判定機が用いられ、突かれた瞬間ランプがつきポイントとなる仕組みです。各種目によって有効面が異なるため、判定方法も違います。

フェンシングのルール

フェンシングでは個人戦と団体戦によってルールが異なります。

個人戦の場合

相手に攻撃を当てると1本となりますが、公式戦だと予選は3分間で5本先取したほうが勝利です。決勝になると3分間の3セットで行われ、15本先取で勝敗が決まります。
規定時間を過ぎても勝敗が決まらない場合、先に1本を取ったほうが勝利という延長戦です。優先権によって試合をするフルーレとサーブルの場合、コイントスで優先権を決めて勝敗を決します。

団体戦の場合

団体戦は1チーム3人で戦います。3分間で5本先取を1試合として計9試合で45本先取したチームの勝利です。1人が3試合をこなす計算となり、9試合目までに45本取れなければ、リードしているチームの勝利となります。
同点の場合、個人戦と同様に延長戦をして先に1本先取で勝利です。フルーレとサーブルはコイントスで優先権を決めます。

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